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近況報告(2003年3月)

体調不良

■朝起きたらだるかった。低血圧?
 みらいを起こそうとしたら、声が出なかった。歌い過ぎ?
 くしゃみと鼻水がとまらない。花粉症?
 後頭部が痛む。生理痛?
 痛む体にむち打って、みらいを送って帰ったら、ぞくぞくと寒気がしてきた。熱を測ってみたら、37.8度。低血圧でも歌い過ぎでも花粉症でも生理痛でもない。風邪をひいたようだ。
 たまっている仕事をなんとかしなければならないのだけれど、文字を見ていると1字1字がアンノウンみたいに宙をさまよいだす。
 こりゃだめだ。と布団に入ったが、ゆっくりしているわけにはいかない。はるかを羽田へ迎えに行かなければならないからだ。みらいを迎えに行って、その足で羽田に行き、ひきとってきた。
 夕食どうしようと思っていたら、母がますのすしをもたせてくれていて助かった。
 だけどやっぱり熱があるなか、出歩いたせいで、夜にはまた熱が上がってきた感じ。申し訳ありませんけど、きょうは休みます。(3/31)

観客

■午後、みらいが「公園に行こう」と言う。しかも「ママはウクレレもってきてよ」。
 かくして、みらいが遊んでいる間、なぜか私は公園のベンチでウクレレを弾きながら歌っていた。人は多いが、別に誰も気にしていないようだ。よかった。
 と、思っているところへ、焦げ茶のダックスフントがやってきた。楽器がめずらしいのかしげしげと眺め、じーっと聴いている。まだまだおきかせするレベルじゃございませんけどね、と言いつつ、いい気になって、知ってるかぎり聴かせてやったわ。
 しかし、ほかにも犬はたくさんいたのに、なぜあのダックスフントだけ寄ってきたのかしら。前世はウクレレ吟遊詩人だったのかも。(3/30)

三省堂

■明日、はるかが帰ってくる。あさってからは学童だ。学童にはプリントをもっていくことになってている。ところが福井に行くとき、手持ちはすべて「1日3枚やること」と書いた封筒に入れ、宿題として持たせてしまった。母の話によると、まじめにやっているらしい。ということは、新しい問題集がいるということだ。本屋に行こう。
 半蔵門線が開通して、渋谷に1本で行けるのはそんなにありがたいと思わないが、神保町に10分で行けるのはうれしい。みらいを乗せて自転車はさすがに疲れるもんなあ。
 神保町まで行ったって、こういうとき行くのは三省堂に決まっている。参考資料を買って、はるかの問題集を買って、ついでにウクレレの本をのぞく。なぜかみらいに「はじめてのピアノえほん」を買わされた。
 三省堂ではフジテレビフェアをやっていた。各フロアに貼られたクイズに正解すると、抽選に参加できるという。テレビ、観ないんですけど。その前に映らないんですけど。でもみらいが喜んでいるので、テレビガイドを立ち読みして、クイズに答え、抽選してきた。みらいはのストラップ、私は「堂本兄弟」と書かれたガムテープをもらった。このガムテープは1等賞らしい。ひょっとしたら、ファンには貴重なものかもしれないが、私は遠慮なく通常の荷造りに使わせてもらうわ。
 三省堂の前にはとともに、めざましの着ぐるみがいた。みらいは犬に抱きついていた。私はめざまし君に「Veronica」を歌ってあげた、というのはウソです。(3/30)

雨上がりの夜空に

■さて、仕事がたまっている。「昨日、いっぱい遊んだから、きょうはお仕事させてね」とみらいに交渉してみたら、「いいよ」という返事がかえってきた。おおー、なんときき分けのよい子なんだ。
 と思ったのは午前中だけだった。午後には1人遊びに飽きてしまったらしく、「トランプやろう」だの、「ビーズをやろう」だの、「ウクレレ弾いて」だの、しつこくつきまとってきた。まあ、そんなもんか、5歳児なんて。
 いま、みらいが気に入っているナンバーは、「雨上がりの夜空に」(コードはここ)。けして上品とはいえない言葉遣いが、悪態娘のお気に召すらしい。「どうしたんだ、ヘヘイベイベー((c)忌野清志郎・仲井戸麗市)」とやると、ひっくりかえって笑い転げている。別にコミックソングやってるつもりはないんだけど。(3/29)

半蔵門線開通記念

■「半蔵門線が延びたら、遊びに行きます」とずーっと前からあみさまとお約束をしていた。きょうがそのお約束の日。はるかがいなくて、「ムカつく」「ママのバカ」を連発する悪態娘もここらでイベントを入れてやれば、少しは大人しくなるかもしれない、と思い、さくらこちゃんにもつきあっていただくことにした。
 三越でちょっとお買い物をしてから、用賀に着いたのが11時20分ごろ。ひさしぶりに会った5歳女児2人は、手をつないで走り回り、喜びを表現している。
 あみさま宅は駅からすぐ。「廃屋」と聞いていたのだが、ちゃんと手入れされていたから、古いけれども廃屋ではない。ふすまを開け放して開放的にお住まいであった。昔の作りで、押し入れとか収納がしっかりしているから使い勝手がよさそうだった。あみさまがきちんとものを整理してしまっているからかもしれないけど。
 時間があまりなかったので、ほとんどお昼をいただいただけで、おいとまの時間になってしまった。片づけもしなくて申し訳なかったわ。
 4人で電車に乗る。あみさまは青山1丁目でお降りになり、さくらこちゃんはうちでおあずかり。5歳女児2人は居間でジュースを飲んだり、こども部屋で絵を描いたり、近所の公園まで出かけたり、忙しく遊んでいる。5時をまわったころやっと、さくらこちゃんが「お母さん、まだかなあ」と言いはじめた。さすがにちょっと心配になったのかな。
 あみさまがお迎えにきてくださったのは6時すぎ。さらに4人でババ抜きをやって盛り上がった。遅くなったというのに、おつきあいくださいましてありがとうございました。>あみさま、さくらこちゃん
 それにしても、ウクレレで「なごり雪」の弾き語りをしたら、さくらこちゃんがいっしょに歌い出したのは驚いた。なぜ5歳児がこんな70年代フォークを知っている? あみさまはどういう音楽教育をなさっているのだろうか?(3/28)

プロフィール

■O嬢がiChatで「プロフィールをください」と言ってきた。
 プロフィールねえ。うーん。
 3秒くらい考えた末に、「あるときはお人形作家、あるときはビーズ奥様、またあるときは漂泊のウクレレ吟遊詩人」と送った。
 しかし「それを入れたら赤が入ります。『バカ!』と。」と却下された。
 しょうがないのでまじめに書いた。「ウクレレ吟遊詩人」の方が絶対におもしろいと思うのに。と言ったら「ウクレレ関連のレビューがあったら、それを採用します」とのことだ。Macとつなげるウクレレ、誰か開発してくれないかなあ。まあ、まず実現しないだろうなあ。(3/27)

後追い

■家に2人しかいないからさびしいのだろうか。家中どこに行っても、みらいがついてくる。お風呂を洗っているところにまでついてきて、「何やってるの?」って、風呂掃除に決まってるだろう。赤ちゃんじゃないんだから、後追いしなくてもよろしい。
 夜も「1人で寝ると怖い夢を見るから、いっしょに寝よう」とつきあわせるし。つきあったら、こっちが怖い夢見て起きちゃったよ。
 1人っ子って、こんな感じなのかしら。2人いると、ケンカはするし、2人で悪巧みするし、用事を覚えていられないし、それはもちろん1人よりはたいへんである。だけど1人でも育児の負担が半分になるということはないんだなあ。いや、弁当作らなくていいだけありがたいんですけど。(3/26)

信濃町

■信濃町のA社へ行く。O嬢と千疋屋でお昼を食べながら打合わせする。O嬢はあいかわらずだ。いや、きょうはとくにおもしろいことはしでかしてくれなかったけど。
 いちおうまーぱに顔を出しに行ったら、午後2時だというのに、えらいたくさん人がいた。初台のころと机の配置が変わって、ちょっと違和感がある。
 「オヂパソ」をいっしょに作ったIちゃんが通りかかる。「久しぶりですね」とIちゃんは言い、「今はPalm Magazineやってるんですよ」と付け加える。それは何年も前からそうじゃないっけ? 彼女もあいかわらずちょっとぼけている。
 そういえば、私がまーぱにいたころ、HyperLibにいたYさんともすれ違った。退社以来かも。たまに行くと珍しい顔を見られるもんだ。
 というわけで、ごちそうさまでした。>O嬢、いやA社かも。(3/25)

羽田

■うちはもともとつれと私しか大人がいないから、人手が足りない。今はつれが渡米中なので、もっと人手が足りない。そこへもってきて、先週、食器洗い機が壊れて、さらに人手不足だ。先週、修理を依頼したのだけれど、3連休があったりしたもので、やっときょう修理にきてもらう。修理のお兄さんは手際よく天板を交換してくれた。
 はるかは修了式。きょうから1人で福井へ行く。手ぶらで行かせるわけもいかないので、2児をつれて三越へ。鶴屋吉信で桜のかわいい羊羹を買う。半蔵門線が開通して、いちばん行きやすいデパートは日本橋三越になったが、「今日は三越、明日は帝劇」というゆとりはない。
 いったん帰って、羽田へ。ところが大江戸線のなかで、はるかが「おなかが痛い」と言い出す。1人で飛行機に乗るプレッシャーなのかしら。大門でトイレに行かせたら、なかなか出てこない。10分くらいしてやっと出てきたらすっきりしたようだ。羽田に着いたときは、すっかり元気になっていた。
 はるかを搭乗口まで送り、帰ろうとすると、みらいが「飛行機が見たい」とだだをこねる。みらいは行けなかったので、かなり怒っている。しょうがないなあ、つきあうか。6階の展望デッキでみらいの気が済むまで飛行機をみる。でもどれがはるかが乗った飛行機かなんてわかりゃあしない。
 せっかく浜松町を通ったのに、とてもオークラコーラル(手芸/手作り談話室参照)をのぞく気力はなかったわ。(3/24)

ゴミ捨て場じゃない!

■掃除の日である。こどもたちをしかりとばして、部屋を片付けさせる。あー、教科書やら洋服やらプリントやらを床におかないでくれ。
 ふと庭に目を向けると、空き缶やら発泡スチロールやらが散乱している。いくら風が強くったって、空き缶は飛んでこないだろう。ということは誰かが柵越しに投げ入れたのね。
 たしかにうちの庭は手入れしてないよ。雑草ぼうぼうで、はっきり言って野生の楽園だよ。
 だけどさー、他人の家の庭だってことくらいわかるだろうよ。そこにゴミを投げ入れるって、どういう神経だよ。いや神経というより、それは犯罪だろう。不法投棄とか、財産権の侵害とか。
 ここで怒ってもしょうがないのは知っているけど、誰に怒ったらいいのかわからないので、ぶちまけてみました。(3/23)

体験レッスン

江東少年少女合唱団の体験レッスンに行く。レッスンを受けるのは、心が17歳の私ではない。チャレンジャーのみらいだ。
 行ってみたら、おなじ保育園の年長さんが4人もいた。あれこれ教えてくれるものだから、みらいときたらはじめてなのに古株のような顔をしていばっている。
 レッスンは、あいさつの歌とか冷蔵庫の歌とか洗濯機の歌とか聞いたことない曲ばかりだったけれど、かんたんでユーモラスで、見ていてもけっこう楽しい。印象的だったのは、先生が「今度は洗濯機の歌やろうか」などというと、子どもたちがそのたび「やったー」と喜ぶこと。そうかー、歌うのはやっぱり楽しいんだなあ。
 帰りにみらいに「また行きたい?」と聞いたら、やっぱり「また行く」と言っている。東陽町まで送り迎えがけっこうたいへんなんだけど、通わせようかしら。(3/22)

買い物デー

■きょうは世間さまの休日だ。なのにはるかときたら「弁当作って」と言う。「サカグチくんと秘密基地を作る約束をしたから。」
 弁当作るの、きらいなのに。ひどいヤツだ。母のつとめだからしょうがない。テキトーにありあわせをつめた。ふたをしようとしたら、留め具が折れてしまった。あーあ、やっちゃったよ。新しいのがいるわ。まあ、みらいももうちょっと大きい弁当箱が欲しいと言ってるし、ついでに水筒もふたからもれるし、買いに行くか。
 はるかを見送って、みらいを乗せてシモジマまで行く。弁当箱は気に入ったのが見つかった。でも、水筒は、シンプルなものがない。今の水筒って、みんなストローついてるの? 洗いにくいじゃん。しかも1000円以上する。水筒はとりあえず保留。
 ここまできたら、やっぱりいちおう貴和の別館をのぞかないと気が済まない。でもみらいが「あれを買え、これを買え」とうるさい。きょうはビーズを買いにきたんじゃないんだよ。1袋だけ買ってやって、自分用にはビーズ整理箱を買うにとどめる。
 帰って昼ご飯を食べてもはるかは帰ってこない。そりゃあそうだ、弁当もって行ったんだから。
 じゃあ、水筒さがしに行こうかなあ。思い出したときに買っておかないと、突然必要になるんだもんなあ。
 と、みらいとふたたび外出。バスで亀戸へ行く。トイザらスをのぞいたら、いくつかあって、みらいはミッフィーのを気に入った。でもはるか用は、まさか小学生が「アンパンマン」というわけにはいくまい。さてどうしようかとうろついていたら、300円ショップでドラえもんのを発見した。ちぇっ、先にこっちのぞけばよかったよ。みらいのミッフィー水筒は倍したよ。
 帰りは錦糸町から半蔵門線に乗った。半蔵門線の錦糸町駅はぴかぴかなのに、いる人はやはり錦糸町。ものめずらしそうに路線図を眺めている人、切符の買い方がわからないらしい人、なぜかホームであぐらをかいて座り込んでいる人までいたよ。さすがは錦糸町だ。錦糸町からはあっという間だった。「半蔵門線が開通する」と聞いて、「あみさまのところに行こう」くらいしか思いつかなかったんだけど、電車ってあればあったで便利なものなのね。(3/21)

みそ汁

■虎ノ門で取材。
 (ちょっと事情があって、ここにあった内容は削除しました。あしからず)(3/20)

アップルグッズを買いに

■つれは本日より3カ月ほど米国出張だ。出発は夕方なので、ランチに行こうという話になった。私はイタリアンを主張したが、イタリアンはアメリカでも食べられると却下された。で、結局いつものスタミナそばを食べた。
 しかし、こんな戦争がおっぱじまろうというときに、海外出張とは変な会社だ。ただ、いまの時期の海外出張は拒否権があるそうだ。
 「しかも『中東にはプライベートでも行かないこと』というメールが来てた。」
 ふつう今好き好んで中東に行く人はいないだろう。ますます変な会社だ。
 今回の行き先は、サンノゼ。クパチーノまで車で2分だという。ゴールデンウィークに私も2児と行っちゃおうかという計画も浮上中だ。で、アップルグッズを買うの。それだけのために行くのはもったいないかな。(3/19)

クスノキの下で

■ひさびさのくるみパンの会である。くるみパンの会とは何かというと、アトリエコスモスのオフ会で会ったライター仲間の会である。親睦・情報交換のため、というより、おいしいものを食べるため、たまに会合が開かれる。
 きょうの場所は、本郷。シビックセンターで待ち合わせだ。10分くらい前に着くと、すでにTさんが来ていた。2人でしゃべりながら待っていると、幹事のIさんが現れた。なんと和服である。しかし、なぜか手に草履の底を持っている。
 「いやー、そこで、とれちゃったんですよー。」
 くー、この人おもしろいよ。上品な奥様かと思わせるいでたちなのに、接着剤片手に草履を修理する姿は、まるで上方芸人だ。
 時間どおりに大ベテランのUさん、Kさんがやってきた。今回はこの5人が参加者だ。
 行ったのは楠亭。一度行ってみたかったのよ。料理もおいしそうだけど、大楠が見たくてね。
 大楠はほんとうに大きかった。トトロに出てきそうな感じ。威厳があって、無神論者の私でさえ、何か神聖な力を感じるような、迫力ある木だ。
 この大楠を見あげながら、フレンチをいただいた。3000円のコースに、ワインを頼み、昼間からほろ酔い加減でいい気分。
 楠の緑を見ながら、話もはずんだ。
 「ちょっとー、私たち、こんないい話をしてるのに、テープまわさなくていいのー?」なんて言葉が出るのは、仕事柄ってことで。でも肝心の話の中身はいったいなんだったっけ? 酔っぱらって全然思い出せないわ。(3/18)

お勉強

■勉強している。ほんとに勉強している。まじめに勉強している。
 わからないのが、化学式だ。「(CH2)3」っていったって、まさか「チェコを2個つないだのを3個作ってモチーフを作る」というわけじゃないよなあ。
 いや、そう考えると意外とわかりやすいかも。
CH3
|
N
|
CH3
なんて書いてあるわけだけれど、ネックレスの上下にチェコ3個をTピンか何かでぶら下げるイメージなのかしらん。きっと違うよね。取材に行ってとんでもない質問をしそうで、怖いわ。(3/17)

Happy St.Patrick's Day

■うちのつれがいかに思いつきで行動するかについては、さんざん述べてきた。きょうの彼の思いつきは「明治神宮に行こう」である。
 明治神宮ねえ。私は天皇制に対しては好意的でないので、気が進まない。だけどアンコール・ワットでランチをつけるというので、ついていくことにした。
 まずはアンコール・ワットで腹ごしらえ。チャーハンとか、フォー(カンボジアでは違う名前だったけど忘れた)とか、卵とじ焼そばみたいなのを食べておなかいっぱい。アジアの食べ物、大好き。
 腹ごなしに明治神宮を散策し、原宿駅前に出た。つれとはるかは秋葉原に行くというが、みらいはスヌーピータウンに行きたいと言う。では、と私はみらいを連れてスヌーピータウンへ。買ったのは100円のマシュマロだけだけど。
 それにしても日曜の原宿はひどい人だ。さっさと帰るにかぎる。千代田線と大江戸線は乗り換えがめんどくさいので、表参道まで歩くか。
 表参道に出て、電柱にかかったアイルランド国旗を見て気が付いた。きょうはセント・パトリック・デイのパレードの日だ。そういえば、緑の帽子をかぶった人とか、顔にシャムロックのシールを貼った人もいる。「GUINESS」と書かれたTシャツを着たお嬢さんがビラを配っていたので、詳細を聞き出した。
 「2時からパレードです〜」
 それは見なくては。
 「その前にハナエモリビルで、ギネスの試飲をやっていますので、よかったら、ぜひどうぞ」
 おお、すてきだ。昼間からギネスが飲める。
 みらいをつれて、ハナエモリビルに行くと、ギネス半パイントと、クラッカーにスモークサーモンとムール貝のおつまみまでくれた。いやー、なんか得した気持ちだ。
 ここで時刻は1時50分。そのまま表参道でパレードがはじまるのを待ち、見物した。あー、おもしろかった。緑のものを身に付けていなかったのが悔やまれるけど。みらいはギネス風船やアイルランドバッジをもらって、これも満足そうであった。
 来年は参加しようかしら。でもみらいがパレードを見ながら「ウクレレの人はいないね」と言っていたっけ。ウクレレはやめて、バンジョーにすべきかしらん。
 つれの思いつきで行った明治神宮だったけど、おかげで楽しい思いができたわ。おとうさん、ありがとう。
 みなさまも、Happy St.Patrick's Dayをお過ごし下さい。ほんとは明日です。(3/16)

高木ブー

■はるかはサカグチくんと図書館に行った。つれはみらいを連れて、音叉を買いに行った。というわけで、土曜の昼間だというのに1人、家に取り残された。
 すばらしい。これはウクレレを練習するしかないでしょう。図書館で借りてきた「高木ブーの楽しくウクレレ」を見ながら、「上を向いて歩こう」を弾いてみる。
 しかし「高木ブー著」なんて本を読むことがあろうとは思わなかったよ。しかも版元は、天下の岩波だよ。岩波が「高木ブー著」なんて本を出していたとは知らなかった。いや、長いこと生きているといろんなことがありますな。
 というわけで、またDmとかA7とか新しいコードを覚えた。覚えたところで、レパートリーが少なすぎて、流しはできそうにないけど。(3/15)

音楽の時間

■ここのところ、夕食後は音楽の時間にあてている。
 はるかはリコーダーを練習している。「ミミファソソファミレ(第九の一節)」が吹けるようになった(「レ」はあやしいけど)。
 私はウクレレに夢中だ。みらいのリクエストにより、「大きな古時計」を歌いながら弾いている(コードはここ)。これでCとGとFとC7を覚えた。ほんとはあとAmとG7も知っている。ちょっと思い出すのに時間はかかるけど、EmとかDとかコード表を見ないで弾けるコードもある。
 はるかも私も2週間たらずでずいぶん進歩したものだ。つれの目標である「家族で演奏会」に近付きつつあるような気がする。
 しかし、である。リコーダーとウクレレとおもちゃのピアノとエレキギターでいったい何を演奏すればいいんだろうか? この楽器編成、やっぱり無理があると思う。(3/14)

評論家

■吉本隆明が「とおくまでゆくんだ」と書いたのは1950年代だったはずだ。武田鉄矢が「思えば遠くへ来たもんだ」と歌ったのは80年ごろだっただろうか。「近代」について考えをめぐらせていて、この2つの詩を思い出した。「遠くへ来たもんだ」からさらに四半世紀が過ぎて、私たちはさらに遠くに来たんだろうか、それとも遠くまでいったつもりなのに、すぐ近くに帰っているのだろうか。
 いや、そんなこと、どうだっていい。私たちは私たちの日々の暮らしを続けていくだけだ。日々の営みを分析して、「時代は変わった」だの「近代の終焉だ」だのと俯瞰してみたところで、私は私の生活を続けるだけだということに変わりはない。
 だけど、私は考える。考えずにいられない。
 きっと文学や音楽、美術のジャンル分けっていうのも、そういうことなんだろうな。文学や音楽、美術を楽しむのに、「この作家は、キュービズムに影響を受けたのち、シュールレアリズムの薫陶を受け……」なんて、知識はいらない。目や耳を真摯に傾ければいいだけだ。
 だけど、受けた感動を「感動したー」だけでは表現しきれないと思う人もいる。なぜ感動したか、どこがすばらしいのか、言葉で表現せずにはいられない。これが評論家だ。たぶん芸術家なら感動したら感動したことを芸術で表現するのだ。
 おそらく人間はどちらかのタイプに大別されるのではないだろうか。どっちもできる人もいるっけど。……と、こう、まるでなんの意味もないことを考え続ける私は、評論家型できまりね。(3/14)

気が進まない場所

■税務署に行かなくてはならない。だけど、どうも気が進まない。いや、私はごまかしてなんかいないよ。貸借対照表にちょっと自信がないだけだ。
 気が進まないところに行かなければならないとなると、いろんなところで妨害が入るものだ。まず、家の鍵をかけてからコジマくんを忘れたのに気が付いた。コジマくんがいないと、混んでいて待たされたときに困る。鍵をあけて、とってこよう。
 駅の近くまで来たところで、はんこを忘れたのに気が付いた。書類を汚くしてしまったので、新しい紙に書き直すつもりだから、はんこは絶対いる。とりに帰ろう。
 再度家を出て自転車に乗ろうとしたら、部屋の電気がつけっぱなしだということに気が付いた。消しに帰ろう。
 三度めどころか四度目の正直で、やっとまともに家を出られた。しかし、今度は税務署の場所がよくわからないことに気が付いた。去年引っ越したので管轄税務署が変わったため、はじめて行く場所なのだ。方向音痴を自覚しているんだから、地図くらいもってこいよ。だけど、もうとりに帰るのはいやだ。やっぱり迷子になりつつもなんとか到着。書類をもらって、書き直し、提出したらほとんど1日が終わっていた。
 無事出せてよかったとしかいいようがないけど、子どものおつかい以下だわ、こりゃあ。(3/13)

近代の終焉

■虎ノ門に行く。
 ある大学の先生に話をうかがった。それを聞きながら、私は「近代の終焉」を実感した。
 大学時代の恩師が言っていた。「ぼくの目の黒いうちに、近代は終わる。」
 話を聞いた当時は、「近代」とは何かわからなかった。
 「先生、近代ってなんですか?」と尋ねたら、「近代とは内在論である」という答えが返ってきて、ますますわけがわからなかった。禅問答はそのあとも続いたが、忘れてしまった。
 私が考える「近代」とは「合理主義」である。「効率主義」と言い換えてもよい。考えてみれば、家内制手工業から工場に労働者が集まって働く形態に変化したのは、合理主義の端的な例である。会社で分業して働くのは合理的で効率的だ。したがって「20世紀は雇用の世紀であった((C)スピンクス先生)」。
 その「雇用の世紀」が終わりを告げつつある。人は再び家庭で働くことになりつつある。経理は経理部に、営業は営業部に、生産は生産部門に、と分業することで効率化をはかっていたのに、すべてを1人で抱え込む。これは「効率主義」「合理主義」の否定だ。
 これまで、「近代の終焉」は、社会科学の問題だけかと思っていた。いや、社会科学だけはせますぎるか、私が大学生のころの思想界の流行は「ポスト・モダン」だったもの。まあいずれにせよ、このパラダイムの転換は文系の問題かと思っていたのだ。
 それがどうやらそうではないらしい。理系の分野では、ユークリッド幾何学とニュートン物理学という常識が通用しない世界──まさにポスト・モダンだ──の研究が主流になりつつあるらしい。そうなると、これまでの「物理学」「化学」「生物学」なんていうカテゴリー分けは意味をなさなくなってくる。つまりはダ・ヴィンチ的な何でも屋的ものの見方が重要となってくるわけだ。ダ・ヴィンチへの回帰か。やはり「近代」は終わりつつあるのだ。
 だからどうしたというものではないのだけれど、目から鱗が1枚落ちました、ということで。(3/12)

下着のおしゃれ

■保育園からの帰り道は、みらいのおしゃべりタイムだ。
 「もうすぐ卒園式なんだよ。卒園式にはおしゃれして行ってもいいんだって。」
 母は考える。去年作ったタータンチェックのワンピースはもうつんつるてんだし、入園式に作った薄緑はなんとか着られるかしら。それとも新年会に着せて行った紫のチェックにしようか。いや、主役じゃないんだから黒がいいかも。
 母の考えをよそに、みらいは言う。
 「だから私はママがこの間買ってくれた新しいシャツと新しいパンツをはくね。」
 卒園式では、シャツもパンツも見えないと思う。(3/11)

貸し借り

■ソフトがあれば楽勝だ、と思っていたのだが、それは間違っていた。
 いや、経費の計算はかんたんだったよ、たしかに。入力したらでてきたからさー。
 じゃあ何がむずかしいって、収入だよ。通帳をそのまま入力しちゃいけないんだよね、源泉徴収されてんだから当たり前だけどさ。でも支払い調書を見たって、それが何月の収入かはわからない。青色申告は月別売り上げをつけなければならないのに。さらには「文筆家用決算書(付表)」は、どうしたって手で書かなければいけないことだし、結局通帳と支払い調書を見ながら手計算となったのであった。
 青色申告でいちばんわからないのは、「貸借対照表」である。なんでこれがわけわかんないかというと、「貸」とか「借」とかいう文字を使うからだと思う。「貸」といったら、返さなければいけないものでしょう、ふつう。だけど使っちゃったお金は返せないよ。返すわけがないのに「事業主貸」って変だよ。「事業主お小遣い」とでもしてくれれば、ちょっとは納得いくんだけどなあ。
 結局計算が終わったのは4時。税務署行きは明日にしようっと。(3/11)

聞いてないよ

■いいかげん確定申告をしなければならない。なくなくソフトに領収書の束を入力しはじめる。 一に入力、二に入力。
 ひたすら入力していた昼頃、電話があった。
 「学童クラブですけれど」
 はて、またはるかが熱でも出したのかしら?
 「きょうはお弁当なんですけど、はるか君、もってきてないんですけど」
 ひえー、聞いてないよ〜。はるかめ、またお手紙を出さなかったな。
 しょうがないので、オリジン弁当へ走り、そのまま学童へ持って行く。はるかのやつ、にやにやしながら取りにきた。
 「あー、お母さん、ありがとう」
 ありがとうじゃないよ、まったく。家にいたからよかったものの、出かけていたら、昼ご飯なしだったところだよ。(3/10)

漫談会じゃないよ

■みらいをつれて、亀戸に行く。4/3のホーナビオフの会場代を払うためだ。
 4/3はウクレレ漫談会があると思っている方も多いようですが、メインイベントは漫談ではありません。メインイベントは「mooさまのビジネスマナー講座」です。あれ、「アサーショントレーニング」だったっけな? なにしろ、歩くビジネスマナー・mooさまじきじきのご講義だよ。これを聞き逃すと後悔しますぜ。
 もちろん超初心者もベテランもホーナビに書き込んだことがない方もお子さま連れも男性も歓迎いたします。行ってみたいな、とちょっとでも思われた方、ぜひどうぞ(ゴミお持ち帰りと飲み物持参のお約束は守ってね)。
 参加表明が少なくてさびしいので、ここで宣伝をば。(3/9)

墓場まで持って行く秘密

■久が原でライター講座の反省会。出席者は、mooさま、Zackinさま、Mさま、Tさん。
 いろいろな事実が明らかになった。
 その1:mooさまは高校時代、フォークソング部に所属し、ギターとボーカルを担当していたらしい。演奏していたのは「神田川」。お嬢で知られるmooさまがやる曲とは思えない。
 その2:mooさまは小学校3年生のとき、靴箱でカマキリを繁殖させ、下駄箱をカマキリだらけにしたらしい。mooさまのお母さまは激怒し、裸で外に出したことがトラウマになっているとおっしゃっるが、私もこどもが靴箱でカマキリを繁殖させたら激怒すると思う。
 その3:Mさまはピアノの名手でいらっしゃる。高校2年までピアノを習っていたという。
 その4:MさまはPTA幹部をなさっているらしい。
 その5:Mさまには「墓場まで持って行く」秘密があるらしい。墓場まで、ってすごすぎる。
 その6:Zackinさまは海外に行ったことがないらしい。
 きょうのmooさまのひとこと:義理と人情を果たして、もうけろ(3/8)
<追記>7日が私の誕生日だったので、Mさまはケーキをかついで(ウソ、自転車のかごに入れて)来てくださった。mooさまからは、変なハートの植物をいただいた。ありがとうございました。(3/9)

心はいつも17歳

■心はいつも17歳。だけどほんとうは36回目の誕生日である。
 新聞なんかの求人を見ていると、「35歳まで」というのが多いよね。その点で36歳は35歳とはずいぶん違う。
 なんでこんなことを書いているのかと、この間のスピンクス先生の話が頭にあるからだ。「フリーになりたくて始めた人は、フリーになると、自己実現を果たし、束縛から緩和される気がする。いっぽう、やめざるをえなくてフリーで働いている人は、いっそう従属・束縛が増えたと感じる」。
 私は本質のところではいまだに後者だ。そりゃあフリーになってよかった点がないとはいわない。だけど、本当はもっと会社組織で修行を積みたかった。正直言って今からでも積み直したい。フリーになりたくてなったわけではなく、ほかに選択肢が思い付かなくてはじめたから、こう言うことを考えるんだな。
 だけど、もう年齢から考えるとお勤めにもどっての修行は無理、時は帰ってこないんだからいいかげん腹をくくるべきだということなんだろう。
 話は飛ぶけど、ここで思い出すのはみーこさん。トップページで「甘いことばっかりじゃない。 だけど私は、明日もSOHO」と言い切ってしまう腹のくくり方は実に見事だ。フリーであるからには、これくらい堂々と看板を掲げられるようになりたいもんだ。
 私なんか、本音を言うと、フリーは安定しないし自己管理がつらいから、もどれるものならお勤めにもどりたい。でもお勤めにもどったとしても、ビーズオフには行きたいし、しらす派の集会には行きたいし、当然子どもたちとも遊びたいし……とフリー時代に身につけたわがままはとおしたい。
 まったく、36にもなっていまだに迷える子羊だよ。そういう意味においても「心はいつも17歳」だ。
 わざわざ電話をくださったmooさま(ほんとは原稿の催促だったのかも)、掲示板におめでとうメッセージをくださったみなさま、おめでとうメールをくださったみなさま(ジャパンネットバンクさまとPanasonic Hi-Hoスタッフ一同さま)、ありがとうございました。(3/7)

お母さんは忙しい

■お母さんは何かと忙しい季節である。
 まずははるかの保護者会。だいたいはるかはお手紙を出さないものだから、私が保護者会があると知ったのは、ほかのお母さんからの電話だった。しかも行ったら黒板に「かんじれんしゅうノートがまだの人」として名前が書かれていた。「忘れ物が多いです」という先生の言葉に耳が痛い。
 次はみらいの保育園。給食の民間委託説明会だ。久々に保育課長の顔を見た。辰巳廃園の件以来、この人の顔を見るだけで腹が立つ。でも「保護者に対しては区が全責任を負います」と言われてしまえば、返しようがない。要するに区の「雇用責任の放棄((c)スピンクス先生)」なんだな、これは。お役所が雇用責任を放棄する以上、民間企業だって放棄しちゃうよ。
 帰ってから、はるかに「かんじれんしゅうノート」の件を問いつめる。どうやらずーっとやってないらしい。きょうはるかは20ページは漢字を書いたはずだ。なんだかしめきり間際になってあわてて仕事する私の姿に似ているような気もする。(3/6)

ばたばたしてきた

■朝から打合わせで青山に行く。せっかくの青山だけど、遊んでいる時間はない。
 まっすぐ帰ってからあちこち電話する。
 まずはみらいが合唱団に入りたいと言うので、体験レッスンを申し込む。はるかはやりたいくないそうだが、みらいは好奇心旺盛というか、チャレンジャーなので、いろんなことをやりたがる。入るかどうかは体験レッスンを見てから。
 次はカメリアプラザ。こちらはオフの場所とり。4月3日、オフやります。詳細&参加表明はホーナビへ。ホーナビに書けないような質問は、私の掲示板でもメールでもどうぞお気軽に。
 さらにスペック6Gさまに電話で報告&相談。どうやらスペック6Gさまは具合が悪いらしい。お大事に。
 おっと忘れるところだった、宅急便がきてたんだ。こちらも電話で再配達を依頼。母が福砂屋のカステラを送ってくれたのだ。カステラ好き好き、ぐりとぐら。
 あと何するんだっけ? ウクレレの練習もしなければいけないし、ビーズで時計を作ったのに、1個割れちゃったからほどいて修理しなければならないし、あー、なにかとやることがあるわ。仕事はどうした、確定申告はどうしたと聞かないで。(3/5)

我が家にウクレレがやってきた

■つれがウクレレを抱えて帰ってきた。ちょっと早いけど誕生プレゼントだ。うわーい。
 リクエストどおり、FAMOUS FS-1だ。小さくて軽くい。新築の家みたいな木の匂いがする。試しにつま弾いてみると、ぼろ〜んと鳴る。チャップリンの映画みたいに、悲しいようなユーモラスなような音だ。気に入った。
 さっそく練習を開始する。ぜんぜん弾けないし、すぐ忘れるけど、音を聞いているだけで楽しいわ。(3/4)

ひなまつり

■といえば、五目寿司とメニューは決まっている。が、はるかもみらいも給食が五目寿司。うちでまで食べなくてもいいだろう。
 では、とうちの主役に何がいいか聞いてみたところ、「トンカツ」。はあ、ひなまつりにトンカツですか。まあいいか。
 さすがにこれではあんまりなので、みらいの好物「パンプキンケーキ」を作る。これ、かんたんですぐできてローカロリーでいいわよ。
 だけどやっぱりひなまつりらしくはないかもしれない。みなさまのお宅はやっぱり五目寿司でした?(3/3)

女同士

■「ドラえもんのリコーダーがふける」本を読んだはるかが、リコーダーが欲しいという。母は手芸に甘いが、父は楽器に甘い。ケチなつれがリコーダーを買ってやろうと言いはじめた。どこが安いかと相談されたので、それはシモジマだろうと答えたところ、休みでないことを調べたうえで、さっそく自転車で行くことになった。
 はるかが手袋を探してなかなか家から出てこないので、私はみらいを乗せて先に行く。だって日曜でも貴和の別館はやってるもん。この間買ったケースがすばらしかったので、もう少し買いたいのと、チェコが欲しい。
 貴和の別館について、つれに電話したら、まだ新大橋通りの交差点だと言う。これは今のうちに買いまくりよ。というほどでもないけど、みらいとあれがかわいい、これがきれいと騒ぎながらちょこちょこと買い物をする。最後に1階でチェコを選んでいると、はるかがやってきた。「何買ってんの〜。早くリコーダー買いに行こうよ〜。」ちぇっ、うるさいなあ。せっかくみらいと楽しくやっていたのに。300個入りを2袋選んで貴和を出る。
 シモジマに行く道すがら、「お母さん、ここのホットケーキが好きなの」といつもビーズオフのあとお茶をするパスタ屋さんをさしたら、みらいが「おいしそう」と言う。おいしいんだよ、ほんとに。イチゴとクリームたっぷりで。
 シモジマでリコーダーを買って、じゃあお茶でも、ということになった。安上がりにマクドナルドへ行こうかと思ったが、みらいはさっきのホットケーキがいいという。だけどはるかもマクドナルドを主張して譲らないので、つれとはるかはマクドナルドへ、私とみらいはホットケーキの店に行くことにした。
 「おいしいね」、「さっきのビーズはみらいの英語を作ってね」、「さっききれいなおひなさまがあったよ」とたわいもない話をしながら2人でホットケーキを食べる。こういうちょっとしたぜいたくは女同士で味わうにかぎる。はるかと来るとさっさと1人で食べ終わって「さあ帰ろう」とさっさと帰り支度をはじめてしまうので味気ないのだ。10年しても20年しても30年しても、こうやって喫茶店でホットケーキが食べられるといいね、みらいちゃん。(3/2)

本格小説

■ここのところ、はるかは勝手に週末の予定を入れる。きょうは2時にサカグチ君と児童館で待ち合わせをして、うちに来てもらうんだって。
 1時45分ごろ、はるかはサカグチ君を迎えに行った。
 みらいはビーズの仕分けに忙しそうだし、はるかが帰ってくるまで、図書館で借りた「本格小説 」を読んで待っていよう。
 読みはじめたらおもしろくて、1時間がたっていた。だけどはるかは帰ってこない。いったいどうしたんだ。迎えに行こうかしら。だけど途中で行き違うかもしれないなあ。もうちょっと待とう。
 結局、はるかがもどってきたのは4時だった。
 「雨だったし、サカグチ君と児童館で遊んできちゃった」
 そんなこったろうと思ったよ。
 勝手に約束ができるほど成長したということではあろう。だけど、もうちょっと前に言ってほしい。さらには児童館で遊ぶことにしたなら、そう連絡してほしいものだわ。
 私は読書が進んでよかったけどね。結局10時までかけて、上下読んじゃったよ。(3/1)
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